こんにちは。阪神西宮駅すぐ、儀式用のレンタル衣装を扱っております【近藤衣裳店】でございます。

コロナの規制が取れてから、結婚式が例年通りな感じに戻ってきたように思います。

本日は、婚礼で新郎新婦のお母様や親族の方がご着用になる留袖についてお話いたします。

留袖

「黒留袖」「色留袖」がございます。

一番格式の高い礼装で「第一礼装」です。色留袖は5つの紋が入ると黒留袖と同格の第一礼装になります。

家紋が5つ入る黒留袖は、黒なのでシックなんですが、刺繡や染め等、いろいろな技法で描かれた裾模様が、華やかに彩りを添えてくれます。なので着ることで、お越し頂いた相手への誠心誠意を示すことのできる、素晴らしい衣装となります。


第一礼装のお衣装というのは普段は着ることが、ほぼないですよね。

私の妹が近々、神社で結婚式を挙げることになったので、なかなか着ることのない黒留袖を、この機会にぜひ母に着てもらいたく、ただ今準備中です。妹の結婚式に向けて準備している間にこんなことを聞きました。

元々、留袖というのは、振袖の長い袖を短く詰め、縫い留めたことからそう呼ばれるようになった、と。そして日本で黒がフォーマルの基調となったのも世界大戦の頃からで、そう古い歴史があるわけではないんだそうですよ。

なんと喪服が「白」色という時代もあったそうですが、弔事が増えた大戦の時代に「白は汚れが目立つから」という利便性の面から黒へ、そして開国後、文明開化で西洋にならった洋装化。ヨーロッパではすでにその時代、フォーマルの基調が黒となっていたので、日本は大きな影響を受けたんでしょうね。
なので、フォーマル=黒色という意識は洋装の文化が浸透してきてから定着した文化なんだそうですよ。


私が聞いた話はここまでなんですが、こうなるとヨーロッパで何故黒が基調となったのかが気になりますね…

少し調べてみましたが、いろんな説があるようで、特にフランスでは多くの言い伝えが残っているそうです。私はその中でも「ある王妃が永遠に変わらぬ愛を示す意味で、何色にも染まらない黒色の衣装を喪服として一生を過ごしたことから、礼を尽くす服装の色として黒色が定着した」というのが一番素敵に思えた説でした。黒色は最も深く、濃い色なので、何色にも染まらない色だからこそ、着用する人の意志の強さを感じる色に思えます。

逆に白色は花嫁を連想する色ですよね。白は清楚とか純潔のイメージがあって、ウエディングドレスや日本の白無垢は「あなたの色に染まります」という意味があると言われてます。



年齢やお立場で、その柄の大きさや色味を選ぶことが常識とされますが、おめでたい席でしか着ることのない留袖なので、裾模様はおめでたい謂われのある柄ばかり。

なので、あまり堅苦しく考え過ぎないで、ご自身の気に入るものを探してみてくださいね。


今は春。1つの絵画のような裾模様に春らしくお花がいっぱい描かれた留袖で、お迎えする列席者の方々に季節を感じていただくのも素敵ではないでしょうか。

お染や刺繍の黒留袖のレンタルなど幅広いランナップをご用意しております。

ご来店お待ちしております。

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